十五夜 ~中秋の名月~
こんにちは、Una casaスタッフの前田です。
今日9月21日は『十五夜』です。
8年ぶりの満月の十五夜ですが、残念ながら天気は夕方から下り坂の模様。
月が出た直後の早い時間が、お月見のチャンスのようです。
お月見といえば、"月見団子、うさぎ"ですよね。
でも、なぜうさぎなのか気になり調べてみました。
諸説色々あるようですが、インドの仏教説話「ジャータカ神話」が起源のようです。
その昔、さる、きつね、うさぎの3匹が仲良く暮らしていました。
彼らは、なぜ自分たちは獣の姿なんだろう・・・と悩んでいました。
前世の行いがよくなかったのかな?
ならば、今からでも人の役に立つことをしよう!と話していました。
それを知った神さまは、3匹がどのような善行を行うか試すことにしました。
自らの姿をお腹をすかせた老人の姿に変え、食べ物を恵んでくれるようお願いしました。
そして、さるは木の実や果物を、きつねは魚をとってきました。
しかし、うさぎは野山を懸命に探しましたが、食べ物を見つけることができません。
「必ず何か持ってくるから、火を焚いて待っていて」と言い残し、再び探しに行きます。
ですが、結局うさぎは、なにも持ち帰ることができませんでした。
すると、「私は何も持ってくることができませんでした。どうぞこの身を食べてください。」
そう言って、自ら火の中に飛び込みました。
その姿を見た老人は、元の神さまの姿に戻りました。
「今度生まれ変わるときは、必ず人間にしよう。
そして、自らの命を奉げたうさぎは、月の中に永遠にその姿を残すこととしよう。」
そう言って、慈悲深いうさぎの姿を後世まで残すため、うさぎを月に昇らせました。
「月うさぎ」に、こんなに切ない言い伝えがあったとは知りませんでした。
来世で人間に生まれ変わり、きっとステキな人生を送ったことでしょうね。
今晩、月の中で元気に餅つきをしてる、うさぎの姿が見れるといいですね。
それではみなさま、今日もステキな1日をお過ごしください。